「クラウド型エネルギーマネジメントシステム EcoloDy(エコロディー)」を発売
契約電力の引下げと使用電力量の削減で電気料金を削減株式会社デンソーソリューション(本社:東京都渋谷区、取締役社長:久米 利也)は、高圧電力契約(500kW未満)のお客様の電気料金削減に貢献する「クラウド型エネルギーマネジメントシステム EcoloDy(エコロディー)」を発売しました。当製品の標準システムは、機能を絞る※1ことで販売価格を抑え※2、お客様の短期間での投資回収実現を目指します。
高圧電力の電気料金は、基本料金・電気量料金・再生可能エネルギー発電促進賦課金の足し算で構成されておりますが、このうち、基本料金は「契約電力×電力単価×力率割引」で計算されます。高圧電力の場合、契約電力は過去1年間で最も電力を多く使った30分間の電力=「デマンド値」により決定されます。デマンド値があがると比例して基本料金があがる為、デマンド値の抑制が電気料金削減につながります。EcoloDyは各電気機器※3の使用タイミングを自動制御しピーク電力を抑制。デマンド値の削減に貢献します。
- ※1①使用電力量の見える化②電気式空調機制御
- ※2お客様が導入するシステムや、現場調査の結果により工事コストは変動します。
- ※3各制御機器はメーカー・機種により制御できない製品があります。
電気料金の仕組み
※高圧契約500KW未満基本料金と電気量料金、そして再生可能エネルギー発電促進賦課金の3つの要素から構成されています。
![電力料金=基本料金[契約電力×単価×力率割引]+電気量料金[使用電力量×単価×±燃料費調整額]+[再生可能エネルギー、発電促進賦課金]](/news-topics/2021/img/210407-image.webp)
契約電力とは
過去1年間で最も電力を多く使った30分間の電力のことで、「デマンド値」または「最大需要電力」ともいいます。

30分間に使用電力が集中してしまうと、それ以外で節電していても、それ以降の1年間は基本料金が上昇してしまいます。
(例)熱い夏場の昼間に空調機とEV充電が偶然重複
冬の朝の空調立ち上がりとEV充電が重複など
また、菅内閣総理大臣が宣言した「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」により各企業の省エネ機運が高まっております。そこでEcoloDyは使用電力の見える化による社員様の省エネ意識向上・使用電力分析による運用改善で省エネに貢献します。更に、今後益々普及促進が想定される電動自動車の充電器※4やデンソー製V2H-充放電器※5との連携機能※6により、想定されるピーク電力増加の抑制に貢献いたします。
- ※4メーカー・機種により制御できない製品があります。
- ※521年冬対応予定
- ※6EV/PHV充電器、デンソー製V2H-充放電器との連携には別途オプション盤が必要となります。

システム構成イメージ

- ※システム構成イメージ内の各製品写真はイメージであり、実際の製品とは異なる場合がございます。
- ※各制御機器はメーカー・機種により制御できない製品があります。
システム機器
標準 | オプション | ||
---|---|---|---|
ソフト機能※1 | 自動制御 | 〇 | |
電力量集計 | 〇 | ||
電力量表示 | 〇 | ||
デマンド表示 | 〇 | ||
サーバー | クラウドサーバー | ||
制御対象 | 電気式空調機(EHP※2) | 照明・EV・蓄電池 | |
測定対象 | スマートメーター(建物全体) | 各電気配線・太陽光発電量・湿度 | |
本体寸法 | H630×W400×D160(㎜)※3 | ‐(※4) |
- ※1ソフト…(株)デンソー製品
- ※2メーカー・種類により制御できない製品があります。
- ※3突起部は含んでおりません。
- ※4オプションの内容により異なります。
- このカタログの内容は、2021年3月現在のものです。
- 製品の外観・仕様は予告なく変更される場合があります。
- 製品の色は印刷の関係で実際とは異なる場合があります。
株式会社デンソーソリューション 住設・F&O事業統括部
- TEL:
- 03-6367-3766