幸運ホールディングスグループ様
1953年9月、長崎県大村市で設立以来、創業者の精神を受け継ぎながら、「地域、拠点間輸送」や「一般貨物輸送」サービス等を市場に提供し続けてきた。
その後、島原・波佐見・熊本・福岡・加西・東北・関東・北九州・若松・柏・烏栖・大村の各営業所及び名古屋連絡所を設置。
お客様の信頼のもとに全国的に輸送ルートの基盤を築き、売上、車両台数、従業員数ともに着実な成長を遂げている。
(ご協力:幸運トラック株式会社様)
導入製品
- 基本機能
- 業務前後自動点呼
- 遠隔地業務前後自動点呼
- ご契約プラン
- 業務前後自動点呼×17
国土交通省の認定機器を用いて、運行管理者の立会いを必要とせず乗務員自身で実施できる業務前・業務後の自動点呼
[内容:アルコール検知器,カメラ(Web/防犯),静脈認証機器,USBハブ]
遠隔地業務前後自動点呼×70(スマートフォンを活用した点呼:350台分)
国土交通省の認定機器とスマートフォンを活用し、遠隔地で乗務員自身で実施できる業務前・業務後の自動点呼

運用について
2025年11月より業務前後自動点呼の運用を開始し、現在は社員台帳、車両台帳、点呼、診断管理、車両メンテナンス、事故記録、違反記録、指導記録など、日常点検と出退勤を除く主要な運行管理業務をBSSへ集約することで、本社から全国のグループ17拠点の情報をリアルタイムで確認できる体制を構築しています。
従業員数約720名のうち、対象となるドライバーは約500名、そのうち長距離運送を担当するドライバー約350名には遠隔地でも使用可能な持運び型のアルコール検知器を1人1台配布し、スマートフォンを活用した遠隔地自動点呼を実施しています。
導入にあたってはドライバーや実務者に対し個別説明会や営業所別勉強会を継続的に実施することで、全国すべての拠点において運用を定着することができました。

お客様の声
導入前の課題・問題
- 拠点拡大に伴う運行管理体制の維持と人件費の増加が課題に
- 拠点数の増加に伴う監査工数の増大と記録内容のばらつき
導入後の効果
- 自動点呼で無理なく効率的な点呼体制を実現
- BSSを活用した内部監査の効率化と営業所の一元管理
自動点呼の活用により、年間約3,300万円(※1) のコスト削減効果を実感
月間約5,280件(※2)の遠隔地における点呼を自動化し、運行管理DXを実現
課題拠点拡大に伴う運行管理体制の維持と人件費の増加が課題に
従来は、対面点呼を中心に、運行状況に応じて電話等による点呼にも対応しており、点呼記録簿は紙で管理を行っていました。
日中は事務所の管理者が対応していましたが、夜間は専任の点呼対応者を配置しており、特に人員の少ない拠点では大きな負担となっていました。
また、全国17拠点で長距離輸送を行う中、適切な運行管理体制を維持するためには、各営業所に充分な運行管理者や補助者を配置する必要があり、人材の確保と人件費の増加が課題となっていました。
今後の拠点増加や運行本数の増加を見据え、法令遵守を維持しながら従来の運用を継続した場合、新たに約10名の管理者を雇用する必要があると予測しており、夜間対応も含めてトータルでかかる人件費(※3)を試算すると年間で約5,740万円の費用が発生する見込みとなっていました。
効果自動点呼で無理なく効率的な点呼体制を実現
BSSのスマートフォンを活用した遠隔地自動点呼を導入した現在では、異常時対応のための夜間要員4名の人件費とシステムの維持費用を含めて、運用コストを年間約2,446万円(※4)に抑えることができています。
従来の運用を継続し、新たに10名の人員を増員した場合と比較すると、年間で約3,300万円のコスト削減効果があり、人員を増やすことなく、より効率的な点呼体制を構築できた意義は非常に大きいと感じています。
拠点数や車両台数が多い企業にとっては、導入時の初期費用が高額に感じられることもあると思いますが、長期的にみると大幅なコスト削減につなげられると実感しています。
また、自動点呼の活用により、従来は点呼体制上の制約から受託できなかった長距離輸送等の案件にも対応できるようになり、新たな売上機会の創出につながっています。
異常時の対応に備え、現在も継続して夜間のスタッフを配置していますが、従来のように点呼業務を中心に行うのではなく、全国の営業所で発生するトラブル対応や協力会社の管理など、より付加価値の高い業務に従事できるようになりました。
- ※1幸運トラック株式会社様による社内試算。法令遵守のために新たに管理者10名を配置した場合の運用コストと、BSS導入後(異常対応のための夜間要員4名の人件費およびシステム維持費を含む)の運用コストを比較しています。増員時のコストは導入前の点呼対応時間や人件費等をもとに算出しており、効果は利用状況や運用により異なります。
- ※22026年7月時点の実績値となります。
- ※3人件費は対象となる拠点の最低賃金に加え、深夜労働に伴う費用をもとに算出しております。
- ※4導入時にかかる初期費用は除く。

BSSに蓄積したデータ×独自AIの活用で、内部監査体制を高度化。
データ利活用による運行管理DXを推進。
課題拠点数の増加に伴う監査工数の増大と記録内容のばらつき
17拠点・720名と拠点数ならびに従業員数が多いため、従来の内部監査では点呼記録や各種台帳の確認に膨大な工数が発生していました。
監査のたびに管理者が各営業所へ出向いて確認をおこなう必要があり、全国の運行管理の状況を把握するのに多くの時間と労力を要していました。
また、社員台帳や車両台帳の運用は各拠点に委ねられていたため、担当者によって記録方法や入力内容にばらつきが生じてしまう場合もあり、データの均一化や管理方法の標準化が課題となっていました。

効果BSSを活用した内部監査の効率化と営業所の一元管理
BSSを導入後は、クラウド上に蓄積されたデータを活用し、独自のAIを用いた内部監査体制を構築しました。
社員台帳や車両台帳、点呼記録簿などのデータをAIで分析することで、未入力項目や更新漏れ、記録不備などを抽出。
営業所ごとの各機能の利用状況や運用状況を可視化することで、拠点ごとの課題を早期に把握し、継続的な改善活動にも役立てています。
これにより、従来は管理者が17拠点のグループ全営業所に出向いて実施していた監査対応における確認作業を効率化し、本社からグループ全営業所の情報をまとめて確認・管理できる体制を実現しました。
また、BSSで取得したデータをAIで分析することで、監査作業における確認負担を軽減するだけでなく、各営業所の運行管理体制をより効率的に把握し、改善につなげる仕組みを実現しています。

「点呼システム」から「運行管理DXの基盤」へ。
台帳機能・車両メンテナンス・事故記録・指導記録・診断管理などを集約し、BSSによる全社一元管理を実現
BSSには点呼機能にとどまらず、社員台帳、車両台帳、車両メンテナンス機能、事故記録、診断記録、違反記録等も幅広い機能を有しており、運用に応じて活用範囲を大きく広げられる高い拡張性は大きな魅力だと感じています。
特に車両メンテナンス機能は、車検や3か月点検などの予定をカレンダー上で管理できるため、実施状況をひと目で把握することができます。
また、CSVによる一括登録にも対応しており、多数の車両情報を集約して効率的に管理できる点も非常に便利です。
車検実施後に内容を登録しておくことで、次回の車検予定および、点検が自動で作成され、実施時期が近づくとアラートが表示されるため、管理漏れや実施忘れの防止にもつながっています。
さらに、これらの情報は社員台帳や車両台帳と紐づいているため、人や車両に関する様々な情報とあわせて一元的に管理ができるようになりました。
導入を検討されている方へ一言
BSSを導入したことで、これまで紙で管理していた業務をデジタル化し、作業工数の削減や管理者の業務負担軽減につなげられたことで、本来注力すべき業務に時間を充てられるようになりました。
システムの導入時には費用面への不安もあるかと思いますが、長期的にみると大幅なコスト削減効果が期待できます。
身近な業務から少しずつデジタル化・自動化へ移行し、より効率的な管理体制を構築していくことは、将来的に業務改善だけでなく会社の事業成長にもつながると実感しています。
企業情報
| 会社名 | 幸運ホールディングスグループ 幸運トラック株式会社 |
|---|---|
| 設立 | 1953年9月 |
| 所在地 | 長崎県大村市 |
| 従業員数 | 約720名 |
| 業種・業態 | 一般貨物自動車運送業 第二種貨物利用運送事業 自動車運送取扱事業 自動車回収事業 自動車分解整備事業 倉庫業・コンビニ店舗運送事業 |
|---|---|
| 拠点数 | 17拠点 |
| 車両保有台数 | 750台 |
| URL | https://www.koun.co.jp/ |